【花組】アウグストゥスは未熟な青年が悩みまくる物語
あきらさん、華ちゃんの退団公演がついに始まってしまった……
千秋楽まで無事完走出来ますように
今回は史実を元にしてるという事で、古代ローマの歴史を少し予習していきました。
マチソワしましたが、1回目と2回目で印象がガラッと変わる作品という感想。
「憎しみ」とか「欲望(野心?)」とかがストーリーの主軸かも?と思ったので、芝居が深まってくると楽しめそうな雰囲気を感じた。
芝居の変化を楽しむ組ファン向き演目かもしれん〜
1回目はストーリーを追うのに必死。
何となく歴史は予習していたもののオクタヴィウスくんはポスターの威厳があって強そうなイメージがあったので、まずあのイメージが打ち砕かれて混乱したまま見終わるという感じだった……(笑)
そして場面の切り替えが多いんですよね。一方その頃ブルータスは〜みたいな感じで同じ時間を平行して描かれているのでややこしい。
終始どゆこと???ってなってた(理解力がない)
2回目は話の流れと各キャラの性格を何となく理解した上で見たので、それぞれの憎しみやらの感情の方向が分かるようになったらちょっと楽しかった(単純)
初見は派手さのないオクタヴィウスくんにウーンとなりながら見てたからか、オクタヴィウスくんの苦悩とか全然入ってこなかったんだけど(おい)、民衆はアントニウスを英雄に望んでいるのに、オクタヴィウスが英雄になってしまったことに対する悩みみたいなのとか冷静に見れたので……(笑)
血を流さずに平和に解決したいのにそれも上手くいかなくて苦悩(笑)
みんな好き勝手するからオクタヴィウスくんが思うような政治出来なくてとにかく悩んじゃうので頑張れ〜って謎の応援してしまったな。
まあ、そんなこんなで実際にアウグストゥス見たわけですが、歴オタの一部でザワつかれているくらい主人公になるのが珍しい人物らしいローマの英雄というのには確かに。と納得してしまった。
というのも、瀬戸さんのアントニウスとかちゃさんのクレオパトラのキャラがめちゃくちゃ濃いんですよね!!そりゃこっちをメインにして話書いた方が盛り上がるもんよ。
戦いは派手にやるわ色恋も派手にやるわで見応えがある……(笑)
一方、柚香さんのオクタヴィウスは戦わない、色恋も特になし、意外と精神的に弱いと言った感じで本当に英雄なの?というのが最初に抱いた素直な感想。まぁだからこそオクタヴィウスも自分が英雄であることに悩んでるんでしょうが。
ということで、1回しか見ないよという人や組ファン意外には受け入れられにくい作品だと思いました。
私も1回目はお腹いっぱいになって、ソワレでもう1回見るのか……ってなってたくらいなので(笑)
ストーリーより個々のキャラクターの心情を追う事をメインにしたら楽しめる作品なので、1回しか見ない人はネタバレ見まくってから足を運んでください!!!!(笑)
ちなみに私はアウグストゥス楽しく見れるようになったので今後も観劇するの楽しみになっちゃった()
あ、舞台演出は割と結構好きでしたよ。
憎しみ表現もすごく良かったよ。
大千秋楽頃には今とはまた違った感想になりそう。